愛のコリーダ、本物の６０代の阿部定の映像 - R＆R,BLUES,R＆Bのルーツの旅／K-UNIT kunisan1957

古のダンクラファンには、お馴染み中のお馴染み！。クインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」。その歌のモデル、時は過ぎての阿部定の、これは映像。

阿部定は神田の老舗の畳屋の末娘で、歌や踊りや三味線等の芸事が大好きで得意だったそうで、典型的な、ちゃきちゃきの江戸っ子娘ですね。その後、ありがちな、浅草界隈を仲間を引き連れて遊びまわる不良娘になったそうで、まあ、当時は銀座か浅草。渋谷、原宿は、まだ野っ原だし、歌舞伎町は戦前はまだないし。

そんなこんなで、16歳の時に家を追い出される形で女中奉公。でも相変わらず男遊びはやまず、遠縁の女衒に売られてしまう。この「売られる」というと、今の感覚だと「どっひゃー！」だけど、当時は別に驚く事でもなかったんじゃないのかしら？。だって実の親父と兄に、遠縁筋に「売られる」んだから。まあ、ある種の職業斡旋、バカ息子を親戚筋の職工職人、よたろうを道具屋の、「おじさん」とこに預けるとかと、感覚としては、たいして変わらないんじゃないかしら？。

芸者、カフェの女給、高級娼婦や妾、仲居をやって、殺害された石田吉蔵の経営する中野の料亭・吉田屋を、議員の大宮五郎から「真面目に働くように」と紹介されるも、やっぱり嫁のいる吉蔵とデキちゃって、、、昭和１１年、あの２２６事件の年に例の事件勃発。