英国ロックの、米国黒人音楽の影響の元祖！、ルーツ！ - R＆R,BLUES,R＆Bのルーツの旅／K-UNIT kunisan1957

Alexis Korner - I Got My Mojo Working

1960年代前半、ロンドンで当時一番ヒップだった音楽は、流行りの米国のR＆R、ロカビリーは元より、更にコアなマニアックな、今の日本で言えばヲタ達が、そこから更に過去のアメリカ音楽を探究しだした1940年代から50年代のジャズとＲ＆Ｂとブルースだったと、諸々の資料に眼を遠すと分析解析できます。

このへんの当時の感覚で、相当マニアックな米国音楽フリークのイギリス人達が、この後大ブレイクして所謂ブリティッシュロック、ハードロックのスタイルを作っていくのは、とても興味深いです。

ロンドンのクラブシーンではアレクシス・コーナーとグラハム・ボンドが中心になったジャズやブルースのセッションが日々繰り返され、後にローリング・ストーンズのメンバーになるチャーリ−・ワッツやミック・ジャガー、そして後のクリームのジンジャー・ベイカーやジャック・ブルース、そしてジャズフュージョン、コンテンポラリージャズファンには今もとても人気の高いジョン・マクラフリン、親爺ロックフリークには懐かしい名前のロード・サッチ等がセッションを毎夜繰り返し、腕を競いあっていたそうです。この映像（？音源）は、そのアレクシス・コーナーのものですね♪。

後のトラフィック、ブラインドフェイスで活躍するスティーブ・ウインウッドも、この頃のクラブシーンを「アメリカのブルースやＲ＆Ｂはレコードで聴いていたけど、イギリス人によるブルース、ジャズ、Ｒ＆Ｂを融合した音楽を聴くのはその時がはじめてだった」と語っており、すぐ彼等の仲間になりジャズとＲ＆Ｂを融合させたトラフィックの音楽が後に生まれたと、日本の音楽雑誌のインタビューで結んでおります。

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